
クラウド会計ソフトfreeeとマネーフォワードでは、スマートフォンアプリも用意されています。
PC端末のように全ての機能は使えませんが、スマホアプリでは移動中の車内やちょっとした空き時間に、仕訳けや記帳が出来るようになっています。
クラウド会計ソフトのスマートフォンアプリ
注意点としては、クラウド会計ソフトfreeeはiPhone版・Andorid版がありますが、マネーフォワードにはiPhone版しかありません。
ソフト名 | 対応スマートフォン |
クラウド会計ソフトfreee | iPhone Android |
マネーフォワード | iPhoneのみ |
iPhoneではfreee・マネーフォワード両方のアプリが無料
iPhoneではfreeeとマネーフォワード両方のスマホアプリが無料で利用出来ます。
ダウンロード&インストールして、PC端末のIDとパスワードを入れると会計状況が同期されます。
今回はfreeeのスマホアプリを例にご紹介します。
アプリを起動します。
クラウド会計ソフトは銀行やクレジットカードと同期・連携して、明細データを取得します。
新しい取引が発生すると、「未登録の明細〇件を処理する」と表示されます。
金額・摘要・日付などの情報は既に自動で入力済になっています。
PCでの会計同様、勘定科目や品目を推測してくれますので、手入力作業はほとんどありません。
勘定科目が間違っていれば、自分で選択し直します。
取引の項目を右にスワイプすると、その取引を記帳登録できます。
逆に、左にスワイプすると取引を無視できます。
また、カメラでレシートや領収書を撮影しておくことも出来ます。
外出先で細かい支出があると「これくらいはいいか」と思って経費に入れなかったり、レシートを無くしてしまうケースがありますよね。
すぐにこのアプリで撮影しておくことで、そういった経費の記帳漏れを防ぐことが出来ます。
クラウド会計freeeスマホアプリのメニューです。
PCに比べると出来る事は少なくなっています。
外出先の空いた時間に仕訳けできる程度の機能しか備わっていませんが、時間を有効に活用できることはメリットです。
マネーフォワードにはAndroid版は無し
注意しなければならないのは、マネーフォワードのスマホアプリはAndroid版はありません。
freeeであればiPhone・Android版アプリ両方がありますが、マネーフォワードはiPhoneアプリしかありません。
弥生会計の場合は、元々「MoneyLook」や「Zaim]といった外部サービスを連携する仕組みのため、スマホアプリはありません。
PC画面表示を利用すればスマートフォンでもクラウド会計ソフトを利用できる
スマートフォンアプリが対応していないクラウド会計ソフトの場合でも、スマートフォンのPCブラウザ表示をさせることで、PC端末と同じように会計画面にログインすることが出来ます。
スマートフォンでPC端末画面を見る為、文字は小さくなってしまいますが経理業務が出来なくはありません。

Android端末を使用していてマネーフォワードをご利用になる場合は、外出先だと文字が小さいのでキツイですね。
ですが、私はスマホ版があっても99%の記帳はPCでやってしまいます。
クラウド会計ソフトの選び方は、スマホアプリの有無で優先するべからず
「私はAndroidスマホを使っているからfreeeにしよう」というクラウド会計の選び方はお勧めできません。
クラウド会計ソフト選びで大事なポイントは「1.自社の利用している銀行・クレジットカードが同期対応しているか」「2.サポート体制は自社に合っているか」です。
スマホアプリがあるfreeeを導入しても、自社の使用している銀行・クレジットカードが自動同期に対応していなければ、せっかくクラウド会計ソフト導入をしてもメリットを最大限に得る事が出来ません。
ですので、申し込み後30日無料期間内に、自社で利用している銀行やカードを実際に同期させてから、本導入するか決めましょう。

「スマホ版はあれば便利」というだけのものです。全ての機能は利用出来ませんので、”おまけ”のようなものだと感じています。
PCは画面も小さいし、1画面に表示される情報量も少ないですしね。