クラウド会計ソフトを利用料金で比較する意味

クラウド会計ソフトを価格や利用料金で比較することに、あまり意味はありません。
なぜなら、会計ソフトによって価格・利用料金にはほとんど差が無く、利用できる機能とサポート違いがあるからです。
詳しく解説していきましょう。
【個人事業主向け】クラウド会計主要三社の価格・利用料金
クラウド会計ソフト | 年間利用料(税込) | サポート | 機能 | 金融機関など 同期対応数 |
freee | スターター 11,760円 |
メール チャット |
直接同期可能
請求書機能無料
|
〇多い
銀行
|
スタンダード 23,760円 |
メール チャット(優先対応) |
|||
プレミアム 39,800円 |
メール チャット 電話 (優先対応) |
|||
マネーフォワード確定申告 | ベーシックプラン 9,504円 |
メール チャット |
直接同期可能
請求書作成機能別途 |
◎最多
銀行 |
電話サポート付 18,576円 |
メール チャット 電話 |
|||
やよい青色 | セルフプラン 8,640円 (初年度無料) |
サポート無し | 直接同期不可 外部帳簿作成サービスが必要 請求書作成機能別途 |
△少な目
銀行 |
ベーシックプラン 12,960円 (初年度半額6,480円) |
電話 メール |
個人事業主向けのクラウド会計ソフトの場合、電話サポートの有り無しで大きく料金が異なります。
メール+電話+チャットサポートが必要な場合
もしメール+チャット+電話サポートの3つが必要な場合は、freeeかマネーフォワードの2択なります。
ですが電話サポートを利用する場合、freeeの場合は年間39,800円、マネーフォワードの場合は年間が18,000円以上と料金が高くなるため、操作の慣れない1年目だけの利用お勧めです。
2年目からはチャット・メールサポートだけのプランに移行すれば、年間料金は1万円~2万円弱になります。
弊社では、サポートはチャットがあれば十分でした。
メール+チャットサポートで十分な場合
もし「電話サポートは必要ない、チャットとメールサポートで十分」という事業主であれば、freeeかマネーフォワードでの2択になります。
金融機関やその他サービスとの同期・連携数も多いですし、利用料金も1万円を切るプランがあります。
「価格・機能・サポートが安定している」のはfreeeとマネーフォワードです。
ただし、freeeは請求書作成機能が無料で利用できますが、マネーフォワードの場合は別料金がかかります。
【関連記事】クラウド会計freeeとマネーフォワードを徹底比較!どっちが良い?
「電話サポート有りでなるべく安く」の人
「電話サポート有りで、利用料金はなるべく安く抑えたい」という人は、弥生の白色・青色申告オンラインになります。
こちらは「初年度無料 or 半額」が売りになっていますが、無料プランだとサポートが受けられません。
また、弥生のソフトでは金融機関とのウェブ明細同期・連携は、freeeやマネーフォワードのように直接できません。
Zaim・Moneytree・MoneyLookといった外部帳簿サービスで一旦帳簿を作ってから、弥生のソフトに同期・連携させる仕組みです。
本導入の決め手は「利用している金融機関との同期・連携が対応しているか」
クラウド会計ソフトはサポート体制によって料金が違いますが、選ぶために最優先することは「自社で利用している金融機関との同期・連携が対応しているか?」です。
同期・連携が対応していなければ、手入力やCSVファイルをアップロードする手間になり、その分帳簿作成にかかる時間が増えることになります。
本導入を決める前に、必ず体験版で自社の金融機関が同期・連携対応しているかを確認しましょう。
クラウド会計freee無料お試し申込みの詳細へ
[マネーフォワード確ttk]
やよいの青色申告オンライン無料お試し申込みの詳細へ
やよいの白色申告オンライン無料お試し申込みの詳細へ

クラウド会計ソフトはメールアドレスがあればすぐに無料体験できます。
自分が使っている銀行やクレジットカードを実際に同期させてみましょう。申込みから同期完了まで10分ほどで済みます。
ソフトの会計画面から直接金融機関と同期できるものは、freeeとマネーフォワードだけです。弥生は一旦別の帳簿サービス記帳する必要があります。
【法人向け】クラウド会計ソフト主要三社の利用料金・価格
クラウド会計ソフト | 年間利用料(税込) | サポート | 機能 | 金融機関など 同期対応数 |
freee | ミニマム 月1,980円 |
メール チャット |
直接同期・連携 請求書機能無料 |
〇多い
銀行
|
ベーシック 月3,980円 |
メール チャット 電話 |
従業員管理・定期請求・合算請求・領収書・請求書の電子化 | ||
マネーフォワード | ライトプラン
23,522円 |
メール チャット |
直接同期・連携 電子証明書ソフトと連携不可 部門設定が2つまで 日次仕訳けデータバックアップ無し 仕訳け入力制限有クラウドストレージ100MB |
◎最多
銀行 |
ベーシックプラン
35,402円 |
メール チャット 電話 |
直接同期・連携 電子証明書ソフトとの連携可 登録可能部門数無制限 クラウドストレージ10GB |
||
やよい会計オンライン | セルフプラン
28,080円 |
サポート無し | 直接同期・連携不可 外部帳簿作成サービスが必要 |
△少な目
銀行 |
ベーシックプラン
32,400円 |
電話 メール |

法人プランになると、年間で年間で最大1万円強の利用料金の差が出てきます。
そして、サポートや利用できる機能が各社で異なります。
決算書の作成はどのクラウド会計ソフトでもできますが、マネーフォワードのプランのように電子証明書ソフト連携やバックアップなど、細かい部分が各社で違います。
法人向けにお勧めのクラウド会計ソフトはfreee・マネーフォワード
法人向けのクラウド会計ソフトで一番お勧めは、freeeかマネーフォワードです。
なぜなら、銀行やクレジットカード・レジなどのウェブ明細と直接同期できるのはこの2社ソフトのみだからです。
経理業務で一番時間がかかるものは、帳簿作成です。
金融機関や外部サービスと直接同期・連携が出来るほど、帳簿作成のための時間を減らすことが出来ます。
クラウド会計freee無料お試し申込みの詳細へ
マネーフォワード会計(法人)無料お試し申込み詳細へ
弥生会計オンライン(法人)無料お試し申込みの詳細へ

マネーフォワードは同期対応している金融機関の種類が多くなっています。
もしfreeeのお試し導入中に「ウチが使っている銀行やカードが同期対応していない!」と分かったら、マネーフォワードも申し込んで同期させてみましょう。