個人事業主向けクラウド会計ソフト比較

まなぶ社長まなぶ社長

弊社でクラウド会計ソフトを導入する前は、5社のソフトを実際に利用してみました。

その経験から、個人事業主向けのクラウド会計ソフト比較としてご紹介したいと思います。


<スポンサーリンク>

クラウド会計ソフトの比較【個人事業主向け版】

まず「ネットde会計」と「Crew」は除外

まずはじめに、ネットde会計とCrewについては比較から除外します。

クラウド会計の導入検討をする際、弊社ではfreee・弥生・マネーフォワード・Crew・ネットde会計の5社ソフトを実際に利用しました。

その結果、Crewはウェブ明細と同期対応しているものは銀行とクレジットカードのみであり、POS・レジ・通販・電子マネーの同期は全て未対応でした。

そしてネットde会計の場合は、銀行・クレジットカードとの同期自体が出来なく、全てCSVファイルをアップロードする仕様です。

クラウド会計ソフトを導入する最大のメリットは「銀行・クレジットカード・レジ・通販のウェブ明細と自動同期して、手作業を大幅に減らすこと」です。

Crewとネットde会計ソフトにおいては、クラウド会計と名は付いていても他の3社と比べて機能が著しく劣っているため、このページでは比較から除外します。

まなぶ社長まなぶ社長

ネットde会計は、2015年クラウド会計ソフトのシェア3位になっていますが、金融機関と同期できないのは痛い仕様です。

管理画面もそれほど分かりやすいわけでは無いですし、どうしてシェア3位になっているのかが不思議です・・。

【関連記事】2015年クラウド会計ソフトのシェアはfreeeが37.5%で1位

銀行・クレジットカード・通販・レジなどの同期対応から比較

それでは最初に、クラウド会計ソフトで一番大事なポイントである「同期対応」で比較します。

クラウド会計ソフト同期対応で比較

注意!弥生のクラウド会計では明細と直接同期出来ない

まず注意しなければいけないのは、「弥生のクラウド会計ソフトは、銀行やクレジットカードとの明細と直接同期が出来ないこと」です。

弥生のクラウド会計では銀行やクレジットカードとの明細同期を「Yayoi Smart Connect」という名称でアピールしています。

しかしこれは、外部の帳簿作成サービス「Moneytree」「Zaim」などで作成したデータと同期する仕組みです。
つまり、経理業務を行う側は「弥生のクラウド会計 + 外部帳簿作成ツール」の2つを利用する必要があります。

まなぶ社長まなぶ社長

これを知らずに弥生製品を選ぶ人が多いようです。

金融機関の取引データと同期できる機能は便利ですが、弥生だと2つのサービスを使う必要があるんですね。
まぁ・・はっきり言うと面倒ですよね。

freeeやマネーフォワードだとソフトの管理画面上から金融機関と直接同期できますので、わざわざ外部帳簿サービスなどを利用する必要がありません。

口座同期対応はマネーフォワードの方が多く安定性も良い

クラウド会計ソフトfreeeとマネーフォワードは、銀行やクレジットカードと直接同期できます。

しかし、銀行やカード会社のサイトでセキュリティ仕様変更があると、同期できなくなる事もあります。

途中で同期できなくなるとどうなる?

クラウド会計ソフト会社は同期対応を維持するために、変更に合わせてクラウド会計のシステムを変更する必要に迫られます。

するとソフト会社のエンジニアが頑張って対応させようとプログラムを組み直すのですが、「このクレジットカードの利用者は少ないので、同期対応を止めよう」「弊社のエンジニアでは同期を復活させることが難しい」ということも起こります。

例えば、弊社ではfreee導入時では同期対応できていたクレジットカードは、ある日から同期出来ないままになっていて、最終的には未対応になってしまいました。
現在ではCSVファイルをアップロードして対応していますが、この対応は残念で仕方がありません。

他社ソフトだと同期対応していた

ところがマネーフォワードでは、弊社のカードは同期対応が出来ていました。

つまり、ソフトの元々の仕様や運営方針、エンジニアの能力によって、金融機関との同期対応が変わってくるのです。

「金融機関との同期・連携」という面では、マネーフォワードの対応数と安定性は一番良い状況です。

まなぶ社長まなぶ社長

自社で利用している金融機関がソフトと全部同期できれば、手入力がほとんど無くなって楽になります。

ですので、この「同期対応具合」はソフトを選ぶ上で強く重視するべき点です。

弊社の知り合いの事業者も、現在ではマネーフォワードを利用したり、他社ソフトから切り替える人が増えています。

[マネーフォワード確ttk]

簡単さ・分かりやすさで比較

クラウド会計ソフト簡単さ・分かりやすさで比較

簡単さ・分かりやすさで圧倒的な評価を獲得しているのが、freeeです。

弊社がいま利用しているソフトで、確定申告初心者・簿記の知識が無い人でも、freeeを使えば何とかなります。

帳簿から確定申告書類の作成が簡単に出来るように、細かくガイド表示されるため、「あれ?ここは何を入力するんだろう?」と迷うことな経理業務を行うことできます。

マネーフォワードではガイド表示がちょっと少な目

マネーフォワードにはfreeeのようなガイド表示がちょっと少ない為、「今まで他のソフトで確定申告をやってきて仕訳けの知識がある」という事業主には向いています。

口座同期数が最多で安定性が良いため、クラウド会計ソフトのメリットを最大限受けられるでしょう。

弥生も初心者には易しい

弥生の場合は、freeeほどではありませんがガイド表示がされるため、完全な確定申告初心者でも仕訳け・書類作成はやりやすくなっています。

ですが前にも書いている通り、金融機関と直接同期できないことが悩ましい点です。
既にMoneytree、MoneyLook、Zaimを利用して帳簿を作っている人であれば、弥生オンラインを選ばれると良いと思います。

まなぶ社長まなぶ社長

「帳簿作成はやったことが無い」「初めて確定申告をする」「複式簿記って何?」という事業主であれば、一番簡単で分かりやすいように配慮して作られているfreeeを選ばれた方が良いと思います。

確定申告に必要な書類をほぼ自動で作ってくれますので、初心者にはベストの選択だと思います。

クラウド会計freee無料お試し申込みの詳細へ

利用料金・サポート面から比較

次にクラウド会計ソフト3社の利用料金・サポート面から比較してみます。

クラウド会計ソフトの料金・サポートで比較

青色申告事業者にとっては、料金面では各社大きな差はありません。

しかし、マネーフォワードの電話サポートプランだけは年間18,576円と高くなっています。
これは「チャットも電話も可」というサポート体制となっているためです。

電話サポートとチャットサポート、どっちが便利?

「電話サポートとチャットサポート、どっちが良いのでしょうか?」と同業者から質問を頂くことがあります。

確かに電話サポートの面で比較すると、弥生のソフトが一番安価で良さそうに見えます。

ですが、クラウド会計ではチャットサポートの方が便利だということをご存じでしょうか?

電話サポートだと、「繋がりにくい、受話器口で待たされる、1回電話を切ってしまうと再度待たされる」といったデメリットがあります。
さらに通話が長くなると、「サポートの人、何て言ってたっけ?」と忘れてしまうこともあります。

クラウド会計ソフトfreeeのチャットサポート例【クラウド会計ソフトfreeeのチャットサポート】

しかしチャットサポートの場合は、質問をチャット窓口に入れておけば、サポート員の手が空き次第サポートしてくれます。その間、別の業務をすることができます。

電話サポートのように受話器口で何分も待たされる事も無く、会計画面を共有しながらサポート・アドバイスをしてくれるため、利便性はチャットサポートの方がずっと高いのです。

さらに、チャットサポートではやり取りしたログを保存することも出来ますので、電話サポートのように「何て言ってたか忘れた」ということもありません。

まなぶ社長まなぶ社長

とはいえ、「電話かチャットか」は人の好みもありますし、「キーボードを打つのが苦手」という人もいます。

サポートはお好みで選ばれると良いと思いますが、「料金が安いから」という理由ではソフトを選ばない方が良いと思います。

バックアップ体制で比較

最後にバックアップ体制で比較してみましょう。
こちらについては、どのソフトを選ばれても問題はありません。

クラウド会計ソフトバックアップ体制比較

この主要3社のバックアップ体制は、名称がそれぞれ異なりますが、複数の箇所に同時にバックアップを行っています。

仮に1か所のサーバーにバックアップをしていると、そこが災害でダメージを受けたらデータが消えてしまいます。
しかし複数の箇所にバックアップを同時に取っておくことで、1か所のサーバーに何らかの問題が起きても、別の場所のバックアップサーバーが機能していれば安心ということになります。

freee・マネーフォワード・弥生とも分散型のバックアップ体制と取っているため、安全性は高いと言えるでしょう。

手動バックアップをお勧めしない理由

「クラウド上に大切な会計データを保存しておくのは心配だ!一応、CD-Rやフラッシュメモリにバックアップを取っておこう」と考える事業者も少なくありません。

しかしこれは、セキュリティ上とても危険なことです。

データ流出事故の原因の8割は、外部の電子媒体にバックアップデータを保存したことで起きているからです。
置き忘れ、紛失、盗難が主な原因です。

外部の電子媒体にバックアップをしても、しっかりと管理が出来れば問題はありません。
しかし、ミスを起こすのは常に人間であるため、この点はしっかりと考える必要があります。

まなぶ社長まなぶ社長

データ流出事故の問題を起こすのは、常に「人」です。

人の手を介入させるほど事故が起きやすくなりますので、本当は手作業でバックアップを取らない方がセキュリティ上は安心なのです。

個人事業主向けクラウド会計ソフト比較のまとめ

以上、個人事業主向けクラウド会計ソフトの比較をご紹介しました。

とまとめると、

クラウド会計ソフト比較まとめ

  • 確定申告初心者はfreee
  • 仕訳けや簿記の知識がある程度ある人はマネーフォワード
  • 以前から弥生のインストール型ソフトを利用している人は、やよいの白色・青色申告オンライン
  • このような選び方が良いと思います。
    あと、電話サポートが必要かでプランを選択すれば大丈夫でしょう。

    まなぶ社長まなぶ社長

    freeeには電話サポートがありませんが、9,800円の標準プランでチャットサポートが付いています。マネーフォワードも8,800円+消費税プランにもチャットサポートが付いていますので、私のお勧めはこの2社のソフトです。

    クラウド会計freee無料お試し申込みの詳細へ
    [マネーフォワード確ttk]
    やよいの白色申告オンライン無料お試し申込みの詳細へ
    やよいの青色申告オンライン無料お試し申込みの詳細へ