
「記帳の知識が分からない」「簿記の知識が無い」「まったくの初心者」という人でも簡単に使えるようになっている記帳ソフトです。
記帳が簡単なだけでなく、確定申告書の作成もソフト側がほぼ自動計算・自動入力をしてくれため便利です。
記帳はどんな操作方法なのか?
それでは実際の記帳操作の画面をお見せしましょう。
記帳の考え方はシンプルなもので、「いつ何にお金を使ったか」「いつどんな収入が入ったか」を書いていくだけです。
そして記入するものは、主に以下の5項目です。
記帳する項目
- 日付け
- 金額
- 勘定科目
- 取引の具体的な内容
- 課税対象の有無
この5項目を一つずつ手入力していくのは、大変な労力がかかりますよね。
そこで記帳ソフトが役立ちます。
例えば冒頭でご紹介した3社の確定申告・記帳ソフトは、銀行やクレジットカードの支出・入金があればそのデータと同期して、「日付け・金額・取引内容・課税対象の有無」を自動で入力してくれます。
さらに、ソフト側が学習して過去の取引データから自動で勘定科目を推測・提案してくれるようになります。
つまり、記帳の為に手入力がほとんど必要なくなる事が記帳ソフトのメリットです。
実際にクレジットカードから明細データを取り込んでみる
ではクラウド会計ソフトfreeeを使って、実際にクレジットカードから取引明細データを取り込んでみます。
「同期ボタン」をクリックすると、新しい買い物・取引があった場合は「未処理」として画面に表示されます。これをクリックします。
既に日付け・金額・取引内容が入力されていますね。
過去の履歴データから勘定科目も自動で推測してくれています。
アマゾンでの買い物は、ソフトがアマゾンとも同期・連携ができるので、クレジットカードからの振替処理も自動で行われています。
つまり、同期・連携設定をして、間違いが無いかチェックをして「登録」をクリックするだけで記帳が完了します。

上記の例は銀行・クレジットカード・通販などの決済で記帳した場合の例です。
現金の取引だけは手入力が必要になりますが・・・ソフトによってはこの操作も簡単です。
ソフトによっては現金取引の記帳も簡単
現金取引の記帳でも、ソフトによっては過去の履歴をパッと一覧で表示してくれるものもあるため、マウスで選択するだけで済みます。
クラウド会計freeeでの現金記帳の例
それではクラウド会計freeeの現金取引記帳の実際の例をご紹介します。
まず日付けはカレンダーからマウスで選ぶだけで、手入力は不要です。
勘定科目も一覧からマウス操作で選択するだけです。ガイド説明表示もあるため、「これは何費だろう?」と悩むことが少なくなります。
取引先は過去の入力履歴が表示されるため、これもマウスで選ぶだけです。
もし新しい取引先だった場合は、その場で会社名を入力するだけで済みます。
品目も履歴で一覧が表示されます。履歴が沢山ある場合は、例えば「電」と入力すれば、頭文字が「電」から始まる品目の履歴が表示されます。
長い品目の場合は手入力が少なくなるため、便利な機能です。

記帳ソフトによっては、これらが全て手入力しなければいけないものもあります。
なるべく楽に記帳したいのであれば、クラウド会計ソフトfreeeを利用されると良いですよ。
白色申告で初めて記帳をするなら「やよいの白色申告オンライン」がお勧め
白色申告も記帳義務化がされるようになって、「記帳どうしよう・・」と悩んでいる方も多いと思います。
そんな方には、やよいの白色申告オンラインがお勧めです。
お勧めする理由は、初心者にも記帳が分かりやすく簡単な操作にしていること、初年度の利用料が無料のうえに、次年度の利用料が4,860円からと他社に比べて安価な料金設定になっているからです。
また、どうしても初めての記帳や確定申告が不安で「サポートが欲しい」という場合でも、1年目4,320円から電話・メールサポートを受けることが出来ます。
競合他社のfreeeやマネーフォワードの場合だと、年間利用料が初年度から9,000円強かかってしまうため、やよいの白色申告オンラインは初めて記帳が必要になった白色申告をする方にはお勧めのソフトです。
まとめ
以上、初心者でも使える簡単な記帳ソフトと特徴をご紹介しました。
弊社では今まで6つの記帳・確定申告のソフトを利用してきましたが、初めて記帳される方には以下の3つのソフトは特にお勧めです。
お勧めの記帳ソフト
- クラウド会計ソフトfreee
- 弥生(やよいの白色申告オンライン
、 やよいの青色申告オンライン
)
- [マネーフォワード確定tt]
これらは全てクラウド型のソフトですので、インストールやバックアップも不要、申し込んでその日からブラウザでログインするだけで利用出来ます。
freeeは30日間、マネーフォワードは45日間無料お試し利用も出来ますので、実際に触って比較利用することも出来ます。

ご自身に合った記帳ソフトを導入すれば、面倒な記帳や確定申告の作業がググッと軽くなります。
弊社では年間の記帳が2000件ほどありますが、freeeのおかげで毎月30分ほどの記帳作業で済むようになりました。