
会計ソフトで有名な「弥生」と「クラウド会計ソフトfreee」はどっちが良いですか?
帳簿や経理に詳しく無いから、公式サイトを比較しても判断できないんです。

弥生とクラウド会計freeeの主な違いは、「金融機関との直接同期の有無」「料金」「サポート体制」「請求書作成機能」「不動産所得対応の有無」です。
弥生とクラウド会計freeeの簡単比較表
freee/弥生の比較 | クラウド会計ソフトfreee |
やよいの白色申告オンライン やよいの青色申告オンライン 弥生会計オンライン |
【個人事業主】 年間料金(税込) |
【スターター】 11,760円 |
【白色申告】 セルフプラン4,860円(初年度無料、サポート無し)ベーシックプラン8,640円 (初年度4,320円、メール・電話サポート有) |
【スタンダード】 23,760円 |
【青色申告】 セルフプラン8,640円(初年度無料、サポート無し)ベーシックプラン12,960円 (初年度6,480円、メール・電話サポート有) | |
【プレミアム】 39,800円 |
||
【法人】 年間料金(税込) |
【ライト】 月1,980円 【ビジネス】 |
セルフプラン28,080円(サポート無し) ベーシックプラン32,400円(メール・電話サポート有) |
サポート | メール チャット 電話(プレミアムのみ) |
メール 電話 |
金融機関ウェブ明細との 連携・同期方法 |
管理画面から直接連携同期 | 直接連携同期不可。 外部帳簿サービスZaim・MoneyLook・Moneytreeなどを利用してこれらと連携同期させる |
金融機関ウェブ明細との 連携・同期数 |
〇 | 〇 |
金融機関ウェブ明細 連携同期対応種類 |
銀行〇 クレジットカード〇 レジ〇 通販〇 電子マネー△ 外部サービス〇 |
銀行〇 クレジットカード〇 レジ△ 通販△ 電子マネー△ 外部サービス〇 |
請求書作成機能 | 無料 | インストール型ソフトが必要 5,400円 |
不動産所得記帳 | 対応済 | 白色・青色で未対応 |
バックアップ体制 | 分散型 | マイクロソフトAzure |
データ保存期間 | 無期限 | |
Mac/Windows対応 | 両方のOSに対応 |

料金以外での大きな違いは、「サポートにチャット・電話があるか」「金融機関との連携・同期が”直接か間接か?”」「請求書作成機能の有無」ですね。
ここが両社ソフトを比較するポイントになることが分かります。
1.利用料金の比較

弥生の個人事業主向けクラウド会計ソフトは、初年度無料~半額にしている点がポイントです。
しかし注意点は、無料プランだとサポートが受けられないこと。
それなりの簿記知識が無ければ、有料プランに申し込んでサポートが必要になります。
法人向けプランについては、freeeの方がサポート付きでも年間1万円ほど安く利用できます。
2.サポート体制「チャットと電話」の比較

両社ソフトのサポート体制は「チャット VS 電話」ですね。
freeeはチャットサポートが有りますが、スターターやスタンダードプランと比較すると高額ですので、フリーランスや売上がまだ少ない事業者の申し込みは尻込みしてしまうのではないでしょうか。
チャットサポートのメリットは、ログが残るのでメモのように後で見返せる事、待ち時間の間に他の作業が出来ることです。
さらに、経理の画面をサポートとリアルタイムで共有できます。
キーボードタイピングが苦手ではない人は、チャットサポートだけでも十分です。(弊社もチャットサポートしか利用していません)
電話サポートは、文章で表現することが苦手な人、キーボードタイピングが苦手な人にとってはメリットになります。
ただし、1月~3月は混み合っていますので、5分待ちは当たり前になります。
3.金融機関などのウェブ明細との同期・連携での比較


また、連携・同期が対応している金融機関や口座の種類も大事なポイントです。
例えばfreeeの場合は対応している銀行は1900以上あるのに対し、弥生が連携できる外部サービスで対応している銀行はサービス間で差があります。対応しているクレジットカードもfreeeと弥生で差があります。
ですので、自社で利用している銀行やクレジットカードなどが、導入予定の会計ソフトに同期対応しているかを確認することが大切です。
ソフトの本導入を決める前に、無料体験申し込みをして実際に自社で利用している口座を同期・連携させてみましょう。
無料体験申し込みは、メールアドレスと名前などを登録するだけです。
3.請求書作成機能で比較

freeeは請求書作成機能が無料で利用できることが強みです。
もちろん、見積・納品書も作成できます。入金の消込なども自動処理されます。
弥生の場合は5,400円のインストール型ソフトを利用します。
または、クラウド請求管理サービス Misoca(みそか)というクラウド型無料請求書サービスを利用して、その明細をMoneytreeなどに取り込んでから弥生の会計ソフトと同期させる必要があります。
4.不動産所得記帳で比較

現時点で、弥生のクラウド会計ソフトでは不動産書時の記帳に対応していません。
今後は対応するかもしれませんが、公式側ではまだアナウンスはされていません。
freeeでは対応済ですので、不動産所得がある人は注意しましょう。
その他の比較

その他いろいろと細かい違いはありますが、記帳方法、出力されるレポート、管理画面の見易さなどに大きな違いはありません。
スモールビジネスの確定申告や法人決算には必要十分な機能が備わっています。
いままでご紹介した4つの大きな違いに注目して、自社に合っているクラウド会計ソフトを選びましょう。
弥生とfreeeの比較まとめ
以上、クラウド会計freeeとマネーフォワードを比較してご紹介しました。
まとめると、両社ソフトの違いは以下になります。
弥生とクラウド会計ソフトfreeeの違い
- 料金(弥生は初年度無料プランもある、法人向けはfreeeの方が安い)
- サポート体制(freeeはチャットサポート・電話有、弥生は電話サポート有)
- 同期連携対応(freeeは金融機関と直接同期連携、弥生は外部サービスの利用が不可欠)
- 請求書機能(freeeは無料、弥生は別ソフトの購入が必要。ただしクラウド請求管理サービス Misoca(みそか)
と連携出来る)
- その他、管理画面、レポート、仕訳けの使い勝手はほとんど変わらない
弥生とfreee、どちらを選ぶか迷った場合に注目するべきポイントは、「自社で利用している金融機関の同期・連携に対応しているか」です。
弥生は金融機関と同期連携させるには、外部の帳簿サービスを利用する手間があります。
なるべく多くの金融機関や通販・電子マネー・レジなどと同期連携出来た方が、記帳の際に手入力が少なくなります。
ですので、導入を決める前には必ず無料登録をして、自社で利用している口座を同期させてみましょう。
クラウド会計freee無料お試し申込みの詳細へ
やよいの白色申告オンライン無料お試し申込みの詳細へ
やよいの青色申告オンライン無料お試し申込みの詳細へ
弥生会計オンライン(法人)無料お試し申込みの詳細へ

弊社では金融機関と直接同期連携できるfreeeを使っています。
アマゾンとも同期できるので、消耗品購入の手入力が少なくなりました。