先日は個人事業主の女性から、このようなご相談を受けました。

65万円控除が魅力で今年から青色申告に替えたのに、全く帳簿を付けていないんですよぉ・・。
もう12月で確定申告の準備をしなくちゃいけないのに、複式簿記のやり方も全然分からないんです・・。
どうしたら良いでしょうか?

大丈夫ですよ。クラウド会計ソフトを導入すれば、青色申告の難しい複式簿記の書き方を覚える必要はありません。
そして帳簿付けをしていなくても、1年分だと2~3日もあれば終わってしまいますよ。
青色申告の帳簿付けはどんなもの?
青色申告の要(かなめ)になるのが帳簿付けです。
帳簿さえ出来ていれば、確定申告書類の作成は簡単です。言い替えると、帳簿を付けていなければ青色申告の確定申告は出来ません。
そして青色申告で65万円控除を受けるための”複式簿記”ですが、実際には以下のような帳簿になります。
複式簿記では、日付け・区分(収支か振替か)・摘要(取引先と内容)の情報と、借方と貸方に分けて勘定科目・金額を記入していきます。
相談者さんにこれを見せた時点では、

こんな面倒なの今からやるんですか・・?
もっと早くからコツコツ簿記の勉強していれば良かった・・。
・・・という反応でしたが、実はこの帳簿、クラウド会計ソフトfreee
私も初めての青色申告の時は、相談者さんと同じく「もう12月で帳簿付けしてない!複式簿記さっぱり分からない!どうしよう!」という状態でした。
ですが、クラウド会計ソフトを利用したことで、私のような初心者でもサクサクと青色申告帳簿を作ることができ、3日間で帳簿作成から青色申告の確定申告を終えることが出来ました。
今では私が実際に帳簿付けの作業にかかっている時間は、ひと月に20~30分くらいです。
クラウド会計ソフトで青色申告の帳簿付けをする作業
それでは弊社が使っているクラウド会計ソフトfreeeが、どうやって青色申告の帳簿を付けているかお見せします。
1.銀行・クレジットカード・通販・レジデータなどと同期をする
クラウド会計freeeは、銀行・クレジットカード・通販(アマゾンやASKUL)・レジデータ・電子マネーのウェブ明細と直接同期して、取引データを収集してきます。
会計ソフトを導入したら、始めにすることは利用している口座を登録して同期させることです。
ということで、まずは「すべての同期開始」をクリックします。
2.帳簿付けの処理をする
新しい取引が2件発生しているようです。「未処理2件」をクリックします。
情報収集のためにアマゾンで買った書籍と、銀行に先月の売上が入金があったようです。
ここで一旦↑の画像をよく注目してください。
手入力せずに、日付け・金額・取引内容・税区分が入力済の状態になっていますよね。
これがクラウド会計の「口座と直接同期できるメリット」で、同期したデータを自動で帳簿に反映してくれるのです。
日付け・金額・書籍名は自動で帳簿データに取り込まれているのが分かりますね。
今回アマゾンから購入した書籍は過去に履歴が無いものですので、勘定科目・品目などを入力する必要があります。
と言っても、手入力はほとんど不要で、クリック操作で選んでいくだけです。
丁寧なガイド説明表示がされているのがお分かりでしょうか?これがクラウド会計ソフトfreeeの優れている点で、青色申告初心者でも迷わずに入力していくことが出来ます。
品目や取引先なども、クリックで選ぶだけです。
最後に「登録」をクリック。これで甘ぞから購入した書籍の経費処理が完了しました。
入金された売上は、過去にほぼ同じ取引があるため、クラウド会計ソフト側で全ての項目を自動で入力してくれています。
ですのでこれは「登録」をクリックするだけ。
普段作業する帳簿付けはこれだけです。簡単でしょう?
3.帳簿をチェックする
先ほど登録した取引が、自動で青色申告の複式簿記形式に自動変換されました。
普段はこの「借方・貸方」の帳簿データはチェックする必要がありません。
データの保存期間は無期限ですので、仮に税務調査が入ったらこの帳簿画面を見せるだけでOKです。
ちなみに、クレジットカードで購入した銀行口座との振替処理も、ソフト側が自動判別・自動処理して複式簿記帳簿に反映してくれます。
クラウド会計ソフトを利用することで、1年分の帳簿付けが2日で終わってしまう理由がお分かり頂けたでしょうか?
帳簿を付けていない人はクラウド会計ソフトの導入で解決できる
今回のご相談者さんにクラウド会計ソフトをご紹介した結果、

1日2時間ずつクラウド会計ソフトで帳簿付けをして、3日で終わりました!
分からない部分はチャットサポートが画面を共有してアドバイスしてくれたので助かりました。
と喜んでいただけました。確定申告書類の作成もほとんど自動で出力してくれるため、無事に3月を乗り越えることができたようです。
従来のインストール型ソフトでは銀行やクレジットカードと同期する機能は無いため、手入力も多くて今の3~5倍以上の手間がかかっていました。
しかし新たに登場したクラウド会計ソフトを利用することで、青色申告の帳簿を付けていなくても、数日で簡単に確定申告まで終える事ができるようになりました。
「青色申告なのに、まだ帳簿を付けていない」という人は、ぜひクラウド会計ソフトを導入してみてください。

今回ご紹介したクラウド会計ソフトはクラウド会計ソフトfreeeです。初めての青色申告をされる事業者に一番お勧めしています。
他にも「個人事業主お勧めのクラウド会計ソフトのページ」がありますので、ご参考頂ければ幸いです。