
今年から65万円控除を受けたいと思っています。
でも、青色申告は難しいって聞いているんですが、実際はどうなんですか?

確かに、青色申告は難しいです。
でも今や過去の話で、2013年以降”クラウド会計ソフト”の登場で、だいぶ簡単に出来るようになりました。
青色申告は複式簿記や決算書が必要で難しい
白色申告の場合は帳簿が必要無く簡単でしたが、2013年から簡易帳簿が義務付けられました。
よって、「どうせ帳簿を付けるなら青色申告に」という事業者も多くなったようです。
しかし実際青色申告で65万円控除の特典を受けるには、確定申告書と決算書類の提出が義務付けられています。
青色申告に必要な書類

それでは、青色申告に必要な提出書類と保管義務書類はどんなものがあるのかを見てみましょう。
青色申告に必要な書類はこんなにある!
- 青色申告承認申請書(前年度の3月15日まで)
- 確定申告書(提出)
- 確定申告書第一表、第二表、添付書類台紙(提出)
- 青色申告決算書(提出)
- 損益計算書(提出)
- 貸借対照表(提出)
- 月別売上金額(提出)
- 減価償却費計算書(提出)
- 総勘定元帳(保管)
- 仕訳け帳(保管)
- 現金出納帳(保管)
- 売上帳(保管)
- 仕入帳・買掛帳・固定資産台帳(保管)
- 領収書・請求書(保管)

ええ~!青色申告ってこんなに難しいんですか?!
65万控除は受けたいけど、こんなの一人じゃ出来ませんよ・・・。

心配要りませんよ。
クラウド会計ソフトで仕訳け帳だけ付けていればOKです。
他の書類はソフト側がほとんど自動で作ってくれるので、実際やってみると簡単です。
クラウド会計ソフトを使えば青色申告が簡単に出来る
2013年にクラウド会計ソフトfreeeという画期的な確定申告用の会計ソフトが登場しました。
従来はエクセル・マクロベースの計算機能を利用したり、PCにソフトをインストールするものが主流で、手入力が多く買換えやバックアップが必要なことがデメリットでした。
しかしクラウド会計ソフトは、インターネットブラウザで動作する確定申告用ソフトです。
インストールやバックアップも不要、Mac・WindowsなどのOSを選びません。
そして一番画期的な機能が、銀行・クレジットカードと連携・同期して、自動で仕訳けして帳簿を作成してくれることです。

クラウド会計freeeを2分で説明している動画がありましたので、チェックしてみましょう。
クラウド会計ソフトを使った実際の記帳方法・確定申告書類の作成方法は?

クラウド会計、凄く便利そうですね。
でも、どのくらい簡単に青色申告が出来るようになるか、もっと具体的に知りたいです。

では、弊社でクラウド会計ソフトfreeeを使って実際に行っている記帳や確定申告書類の作成方法をご紹介しましょう。
現金の記帳方法

現金で取引した経費・売上は、クリック操作で日付け・勘定科目・取引先のリストから選んでいくだけです。
このソフトでは解説ガイドが自動で表示されるため分かりやすくなっています。
手入力が必要なのは、主に金額・取引先・品目だけです。
しかし取引先と品目は、1度入力すればその後は履歴からクリック選択するだけになるため楽です。
銀行・クレジットカードと連携・同期した取引の記帳

銀行・クレジットカードでの取引はさらに簡単です。
ウェブ明細との連携・同期機能でデータを読み込んでくれますので、「日付け・金額・取引内容」は入力する必要がありません。
初めての取引の場合は、勘定科目と取引先を選ぶ必要がありますが、その後はソフト側が履歴から推測・提案するようになります。
ですので、私が実際にやっている事は「間違いが無いかチェックして登録ボタンをクリックしているだけ」です。
固定資産台帳の作成と減価償却の計算

固定資産台帳と減価償却も簡単です。
30万円を超える物の買い物の明細を登録するだけです。
減価償却はクラウド会計ソフト側が自動計算して確定申告書類に反映させてくれますので、手間は全くかかりません。
ちなみに減価償却とは、青色申告で言えば30万円を超えるものは主に3年~8年かけて経費計上していく事です。
以前は10万円以上が対象でしたが、青色申告の場合は30万円以上になりました。
・・・・・・・。

・・・あとは何があるんですか?

・・・これでだけです(笑)
日々の帳簿さえ作っていれば、他の面倒な書類は全てクラウド会計ソフトが自動で作ってくれるんです。
レポート機能と確定申告書類作成機能を使うだけ

クラウド会計ソフトfreeeを使っていれば、青色申告の経理で普段やることは、「何の売上・収入があって、何を買ったか」を登録するだけで良いのです。
その仕訳けデータを元に、クラウド会計ソフトがいろんな帳簿を複式簿記形式で自動作成します。
それでは自動で作成された帳簿を見てみましょう。
こちらが仕訳け帳。借方・貸方に分かれた複式簿記形式に自動変換されます。
総勘定元帳も自動で作成されています。
貸借対照表も自動。
固定資産の減価償却表も自動計算されます。
あとは2月~3月に確定申告書類作成機能を使えば、税務署に提出する形式に入力済の状態でPDF出力されます。
こちらは税務署に提出する固定資産の減価償却計算表です。自動で記入されているのがお分かり頂けますでしょうか?
決算書や確定申告書類一式も、このように全て自動で記入された状態で出力されます。
青色申告はクラウド会計さえ使えば難しいものではありません
いかがでしたでしょうか。クラウド会計ソフトの登場で、青色申告はもう難しいものでは無くなっています。
しかし、選ぶソフトによっては、今回ご紹介したような機能が無かったり手入力が多いものが、まだ沢山売られている状況です。
ソフト選びさえ間違わなければ、青色申告で65万円控除は簡単に出来るようになりますので、ぜひクラウド会計ソフトfreeeを導入してみてください。マネーフォワード青色申告もお勧めです。
クラウド会計freee無料お試し申込みの詳細へ
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初心者はfreeeを、仕訳けの知識がある人はマネーフォワードが良いでしょう。
私が社長業と経理を兼務できるのは、クラウド会計ソフトのおかげです。
現在経理業務にかかっている時間は、1カ月に20~30分ほど、確定申告書類の作成は2時間ほどだけです。