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初めての青色申告の複式簿記の記帳で「どうやるんだろう?」と思うのがクレジットカード決済

この記帳方法は2パターンあります。

青色申告でクレジットカード決済の記帳パターン

  1. 事業用のカードと銀行口座だけに利用する場合
  2. 個人のカードや銀行口座を利用する場合

どういうことか、詳しくご説明します。

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1.事業用クレジットカードと銀行口座を利用した複式簿記の記帳方法

ちなみに、これを手作業で行うとものすごく面倒くさい記帳になります。

事業専用のクレジットカード(例:DCカード)と事業用のA銀行口座を持っていて、アマゾンでプリンタートナー3,000円を経費で購入した場合の記帳方法です。

3月1日にアマゾンでプリンタートナー3,000円を購入した場合の仕訳け帳記載方法
摘要 取引日 借方 貸方
プリンタートナー 3月1日 消耗品費 3,000円 アマゾン 3,000円

購入時はアマゾンで記載した日にて記帳し、貸方は「アマゾン」とした方が良いでしょう。今後他にもアマゾンで買い物をすると思われるので、アマゾンを1つの口座として考えます。

次に、後日クレジットカードの請求締日で通知が送られて来ますので、振替記帳をします。

3月31日DCカードの締日があって請求通知が送られてきた
摘要 取引日 借方 貸方
3月1日分振替 3月31日 アマゾン 3,000円 DCカード 3,000円

アマゾンからDCカードへの振り替えの記帳が完了しました。

そして最後に銀行から引き落とし・振替の記帳が必要です。
DCカードの引き落とし日が翌月の10日だった場合、以下のように記帳します。

4月10日にDCカード利用分がA銀行から引き落としされた
摘要 取引日 借方 貸方
3月31日分振替 4月10日 DCカード 3,000円 A銀行 3,000円

このように、本来の青色申告でクレジットカード決済で購入した場合は、アマゾンで購入、DCカードの請求、銀行引き落としの合計3回も記帳する必要があります。

この説明を読んで、「ギャー!面倒くさい!クレジットカードでの買い物止めようかな・・」と思われる人もいるかもしれません。

ですが、青色ソフトの選び方を間違わなければ、クレジットカードで経費を使った記帳の方が楽になるのです。

これは後でご説明します。

2.個人のクレジットカード・銀行口座を利用した場合の記帳方法

それでは次に、事業で利用する経費を個人のクレジットカードと銀行口座で決済した場合の記帳方法です。

3月1日にアマゾンでプリンタートナー3,000円を購入した場合の仕訳け帳記載方法
摘要 取引日 借方 貸方
プリンタートナー 3月1日 消耗品費 3,000円 事業主借 3,000円

事業用の口座は一切利用していないため、「事業主借」として購入した日の記録だけを記帳します。
銀行から引き落としされた場合の記帳も必要ありませんが、通帳記録の保管は必須です。

ただし事業主借の処理が多いと、個人目的なのか事業目的なのかが帳簿から判別しにくいため、税務署のチェック対象になっていまいやすくなります。

よって、面倒でも出来るだけ事業用クレジットカードと事業用銀行口座を用いた、帳簿付けが良いとされています。

クラウド会計ソフトを利用すれば複式簿記・振替処理は自動でやってくれる

どちらの方法で記帳するにせよ、青色申告で65万円控除を受ける為には、このように面倒な複式簿記での記帳が必要になります。

「こんな面倒な帳簿付けなんて出来ないよ!」と思われたことでしょう。

ですが、ご心配はいりません。
金融機関と同期連携して仕訳け機能が付いた青色申告・記帳ソフトを利用すれば、面倒な複式簿記を覚える事も、手入力することも無くなります。

金融機関と同期連携?自動仕訳け?

2013年から登場したクラウド会計ソフト(freeeとマネーフォワード)は、ソフトが金融機関・通販・電子マネー・レジなどの取引データと同期して読み込む機能が使えるようになりました。

青色申告クレジットカード決済の帳簿

上記の画像は、クラウド会計ソフトfreeeの仕訳帳の画面です。
クレジットカードを利用してアマゾンで経費購入をし、freeeとアマゾン・事業用クレジットカード・事業用銀行のデータを同期させました。

最初に説明した面倒な3回の記帳は、ソフトが自動判別して自動的に振替処理記帳も行います。

手入力は全く行わずに、上記のような複式簿記帳簿が出来上がります。

もし同期連携・自動仕訳け機能が無かったら?

もしこのような同期連携と自動仕訳け機能が無いソフトを使った場合、「このクレジットカード請求分にアマゾン購入分が含まれています」など明細を見たうえで、「アマゾンで購入」「アマゾン→クレジットカードへの振り替え」「クレジットカード→銀行への振り替え」は手作業で入力する必要があります。

同期・連携機能が無いソフトでクレジットカード決済を行った場合、経理業務がとにかく面倒になります。

同期連携・自動仕訳け機能が使える青色申告ソフトは?

この便利な同期連携・自動仕訳け機能が利用できるソフトは以下の3社のものになります。

同期連携・自動仕訳け機能が使える青色申告ソフト

クラウド会計ソフトfreee 操作が簡単で初心者にも理解しやすい。
クラウド会計シェア1位。
やよいの青色申告オンライン クラウド会計シェア2位。初年度無料で料金がリーズナブル。
電話サポートも有り。
[マネーフォワード確定tt] 銀行・カード・通販・電子マネー・レジの同期対応数と安定性が抜群に良い。

この3つのどれかのソフトを導入すれば、クレジットカード決済の複式簿記を簡単に行うことが出来ます。

クレジットカードや銀行決済が多い青色申告者ほど、クラウド会計を利用することで記帳・仕訳け・確定申告の手間を減らすことができます。

まなぶ社長まなぶ社長

クラウド会計ソフトfreeeかマネーフォワードを使えば、「この日何を買ったか、どんな収入があったか」を記帳するだけでOKです。

面倒な複式簿記や振替処理はソフト側が自動で処理してくれます。

弥生の場合は、ZaimやMoneytreeなどの別の帳簿作成ソフトで作った帳簿と同期させる手間があるので、ちょっと面倒です。