
2016年で人気の青色申告ソフトは、インストール型ソフトでは「弥生の青色申告」、クラウド型では「freee」となっています。
最近では弥生の青色申告オンラインも人気が出てきました。
インストール型経理ソフト売上ナンバー1の「弥生の青色申告」
インストール型ソフトでは売上ナンバー1で阿藤的な人気を誇るのが「弥生の青色申告」。
定価で12,960円、アマゾンだと1万円強で購入でき、サポートは別途。
だが、キャンペーンで最大15カ月は電話とメールサポートが受けられる「安心保守サポート」が無償で付いてくる。さらに次期バージョンの「弥生の青色申告17」も無償でバージョンアップ権が付いてくる。
もし仕訳け・帳簿作成・確定申告相談・PCトラブルのサポートが必要な場合は、「トータルプラン」で年間プラス8,640円にて対応してくれることがメリット。
>>やよいの青色申告16 通常版(新消費税対応版)をお得に購入する
弥生の青色申告ソフトの注意点
保守サポートは1年後は有償・自動引き落とし
「安心保守サポート」は初年度のみ無料だが、1年後には有償の9,720円がかかります。
さらにサポートの申し込みには口座振替かクレジットカード決済で事前申請する必要があるため、期限をチェックしておかないと気付かない間に自動引き落としになっていることがある。
PCの買い替え時の認証解除・データ移行が手間
インストール型青色申告ソフトの場合、PCを買い替えた時にライセンス認証の解除、バックアップデータの移行などの手間も考える必要があります。
また次期バージョンが無償ではあるが、さらに次のバージョン移行は新しいソフトを買い直す必要があるため、その際にも面倒なバックアップやデータの移行作業が待っていることも考慮しておきましょう。

インストールタイプの確定申告ソフトだと、PCを買い替えた場合や税制が変わった時、いろいろと面倒な手間が多くなります。
この面倒な手間を一気に解決するものとして2013年から登場したものが、クラウド会計ソフトです。
クラウド型青色申告ソフト人気ナンバー1「freee」
クラウド会計・青色申告ソフトでは人気が高い「クラウド会計ソフトfreee」。
「簿記の知識が不要」「初めての確定申告でも分かりやすい」「初心者に易しい設計」が評判で、会計ソフトでは不動一位の弥生を抜いてクラウド会計ソフトシェアでトップを獲得しています。
年間利用料は11,760円。メール・チャットサポートも込み。請求書作成機能も付属されています。
自動仕訳けで帳簿作成がほぼ自動化される
クラウド会計ソフトfreeeの一番のメリットは「自動仕訳け機能」。
銀行・クレジットカードのウェブ明細と直接同期・データを取り込みして、日付け・金額・取引内容を全て自動入力、過去の履歴から勘定科目を推測して仕訳けします。
さらに、アマゾン・楽天・ASKUL・Airレジなどの通販やレジデータにも同期対応。
つまり、手入力をほとんど省き、帳簿作成の自動化を可能にした画期的な会計ソフトです

freeeは事業で使っている銀行やクレジットカードのウェブ明細と直接同期・連携して取引データを取得します。
これがものすごく楽ちん。
帳簿作成のための手入力をする必要がほとんど無くなりました。
バックアップ・バージョンアップが不要
クラウド会計ソフトのもう一つのメリットは、バックアップもバージョンアップも不要になる点だ。
会計データは離れた3カ所の場所に分散してバックアップされていて、天災がや事故が起きても安心。クラウド型だと常にバージョンアップされているため、いつでも最新版を利用できる。
さらに、ブラウザで操作するソフトの為、IDとパスワードを入力するだけでどのPC端末でも利用が可能です。
仮にウィンドウズからMacに買い替えたとしても、面倒なソフトのインストール作業やデータの移行作業は全く無い。

クラウド会計ソフトはインターネットブラウザで利用しますので、PCを買い替えてもインストールし直しなどの手間が無い点がメリットです。
「パソコン買い替えたいけど、ソフトのインストールし直し面倒だなぁ」という悩みが無くなります。
クラウド会計ソフトfreeeの注意点
現金取引が多い場合はほとんど自動化が出来ない
クラウド会計ソフトfreeeの1番のメリットは、銀行・クレジットカードのウェブ明細の自動同期・自動仕訳けです。
そのため、現金取引が多い個人事業主がfreeeを利用しても手入力は多いままのため、あまりメリットを感じないかもしれません
とはいえ、これはどの会計ソフトを選んでも同じことです。現金取引については、どうしても手入力をせざるを得ません。
ですがクラウド会計ソフトfreeeの場合、取引先や品目を登録すればプルタブから選ぶ操作になっていますので、実際に手入力が必要になるのは金額と品名だけになっています。

弊社ではクラウド会計ソフトfreeeを導入してから、消耗品などはなるべく通販で購入するようにしました。
現金取引を少なくするほど、経理が楽になるからです。
ちなみにfreeeは金融機関以外にも、アマゾンや楽天などの通販、POSレジ、モバイルSuicaとも同期・連携が出来ます。
まとめ
もしインストール型ソフトを導入するならやよいの青色申告16 通常版(新消費税対応版)を。
クラウド型会計を導入するならクラウド会計ソフトfreeeが一番人気が高くてお勧めです。
ソフト買い替えやデータ移行の小将来的な手間を考えると、これからはクラウド会計ソフトの導入が賢い選択になると思います。
クラウド型の青色申告ソフトは、freeeの他にもやよいの青色申告オンライン、マネーフォワードが人気です。
ソフトによって、同期対応している金融機関や外部サービスが違います。(例えば例えばPayPalの同期対応しているのはマネーフォワードのみ、など)
これらのソフトは全て30日~45日の無料体験利用が出来る為、自社で利用している金融機関や外部サービスと同期・連携の確認をしてから、ソフトの本導入を決められると良いと思います。

私が一番お勧めなのは、青色申告初心者にはクラウド会計ソフトfreee、仕訳けの知識がある場合は[マネーフォワード確定tt]です。
この2社ソフトは、弥生と違って金融機関と直接同期・連携が出来ますので、楽なのです。